らぶはんずメンバー福地平次(11歳)の母です。普段、通院や短期入所で利用している療育センターから、短期入所の際に提案された看護研究についてレポートしたいと思います。
肢体不自由児が多く通う当センターでは、疾患の影響や内服薬など様々な理由から慢性的な便秘傾向の子が多くいます。改善策として、浣腸や便を柔らかくするお薬、整腸剤などに頼ることが多いですが、それらに頼ることなく、日常的に無理なく手軽に取り入れられる方法として、ココアパウダーを取り入れる研究を何人かの入所生で試みているので、どうですか?と提案がありました。平次は、普段「酸化マグネシウム」「ビオスリー」を服用しつつ、二日便が出ない時は「浣腸」という流れ。自然に出るときは出るのですが、慢性的な便秘症と言って良い状態だと思います。胃ろうもあるのでパウダーも入れやすいし、デメリットはあまり考えられなかったので、ぜひ協力してみたい!とお返事させてもらいました(^-^)
純ココアには、カカオプロテインが多く含まれ、腸内環境を整える働きがあります。また、リグニンという不溶性植物繊維が豊富で便の量を増やすことで腸壁を刺激し、便通を促進する働きがあると言われているそうです。
3週間の入所期間。初日ココア5gで開始しましたが、1週間ほぼ変化なし(*゚∀゚*)
1週間後、8gに増量。そこからは、退院まで1度も浣腸することなく、ほぼ毎日(出なかった日は3日。)自然に排便できたそうです!すごい!!わりと柔らかめのお便だったそうですが、浣腸せずに出たのは平次も快適だったかと思います。
退所して、3週間ほどですが、おうちでもココアを継続しています。いまのところ、入院中ほどの効果は見られません。。。なぜだ。。。
浣腸も使いつつですが、自然に出ることは以前に比べれば多くなりました◎
・便は、ちょっと黒め。
・普段の食事は経管栄養剤が多く、匂いも独特ですが、その匂いがあまり感じないかも?
耐性もできてしまう可能性があるそうなので、10gまでは増量、その後はいったん短期間止めてみて、また再開。のようにしていく必要があるかもとのことでした。ココアの量は特に年齢や体重に関係なく、入所している子たちは同じ量で試していて、副作用などのデメリットもなく手軽に試せるので日常的に取り入れやすいと思います。
また、今後の経過をご報告します!
きたない話ですが、便秘に悩んでいる子の参考になればいいなと思います(^-^)